むし歯が歯そのものの疾患であるのに対し、歯周病は歯のまわりの組織(歯根膜、歯ぐき、歯槽骨など)の疾患です。
最初は歯肉に軽度の出血や腫れがはじまり徐々に進行し、歯が少しずつグラグラしはじめ最終的には抜け落ちてしまう恐い病気です。歯周病は歯の表面につくプラーク(歯垢)によって起こります。
歯肉の炎症による出血、腫れを特徴とする歯肉炎と、歯を支えている歯槽骨が破壊される歯周炎のふたつに分けられます。世間一般で言われている歯槽膿漏は、成人性歯周炎をいいますが歯周病には、その症状、病態によっていろいろな種類があります。
歯周病の予防や、歯周病と全身疾患の関係については、日本臨床歯周病学会のWEBサイトに詳しく記載されています。